物理シミュレータの構築・導入を検討されている方へ
我々は、現実世界をバーチャル化することで得られるメリットを、より多くのユーザーへ届けたい、と考えています。
様々な技術が必要なバーチャル化の中で、「物体の運動」をバーチャル化する「物理シミュレーション」技術の導入を検討されているユーザー向けの情報です。
まず、物理シミュレータ活用の現状について。
コンピュータを使ったシミュレーションでよく活用されている構造解析や熱解析、電磁波解析ソフトウェアなどと比べると、運動を扱う物理シミュレーションの活用はまだまだ進んでいないと感じます。
理由はさまざまですが、物理シミュレータで得られる結果の信頼性が高くなく、実用レベルに達していないと考えられていたのが大きいのではないかと考えています。
例えば、ロボット分野を見ても、運動学ベースの軌道生成ソフトなどは見られるものの、動力学をベースとしたソリューションはまだまだマイナーです。
当社は物理シミュレータ開発ツールの取り扱いをしておりますが、物理エンジンの進化によって物理シミュレータはより使える、役に立つ技術になっていくと考えています。
物理シミュレータの活用が見込まれる業界、用途や、活用時のメリット、今後の可能性について説明していきます。
まずコンピュータ上のバーチャル環境で活用される技術になるので、
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(コンピュータ上で実行することによるメリット)
実機不要
時間の制約を少なくできる(パソコン回しっぱなし、複数のパソコンで同時進行、条件・環境によっては実時間より短くシミュレーション結果取得)
現実世界ではできない失敗ができる
(用途)
モデルベース開発(MBD)の一環で設計・デザイン検証、試作コストの削減、リードタイム短縮、制御検証、情報共有(二次元→三次元→四次元になることで誤解が少なくなる)
(業界)
業界としては、マルティボディ(各種ロボット、建設機械、農業機械、クレーン、大型機械など)、粒子シミュレーション
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私たちは最大限のアウトプットを追求します。ご要望に合わせて私たちが寄与できる付加価値を常に提供します。